月経前症候群・生理前症候群(PMS)

月経前、10日以内の間続く身体的症状もしくは精神的症状で、月経開始とともに軽減し消失するものをいいます

【主な症状】

イライラ、、不安、眠気、集中力の低下、情緒不安定、睡眠障害、抑うつ自律神経症状としてのぼせ、めまい食欲不振・過食、、倦怠感、身体的症状として腹痛、頭痛、腰痛、むくみ、お腹の張り、乳房の張りなどがあります。とくに精神状態が強い場合には、月経前不快気分障害

【原因】

月経前症候群の原因は明確なことは解明されていません、しかし女性ホルモンの変動が関わっていると考えられています。つまり月経前に起こることは排卵から月経その期間に体では(黄体期)にエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)が多く分泌されます。この黄体期の後半に卵胞ホルモンと黄体ホルモンが急激に低下し、脳内のホルモンや神経伝達物質の異常を引き起こすことが、月経前症候群(PMS)の原因と考えられています。しかし、脳内のホルモンや神経伝達物質はストレスなどの影響を受けやすいためため、月経前症候群(PMS)は女性ホルモンの低下だけが原因ではなく多くの要因から起こるといわれています。その中の原因の一つとして現代社会では働く女性が多くなんらかのストレスが多いことがあげられます

【自然治癒による治療法】

症状日記をつけ月経周期カレンダーなど今ではスマートホンでの管理をし理解し把握することで、対処しやすくなります。月経前症候群の症状と付き合うために、自分のリズムを知って気分転換やリラックスする時間をつくったり、自分が心地良いと思えるようなセルフケアを探してみること。食事療法としてはカルシウムやマグネシウムを積極的に摂取し、カフェイン、アルコール、喫煙は控えたほうがよいと言われています。でも仕事や子育てに追われ時間がないというかたは鍼灸治療をお勧めします。鍼治療はホルモンバランスを整える効果が強く興奮した神経を抑制する効果があります。