自律神経治療
線維筋痛症
自律神経×鎮痛×血流改善
線維筋痛症(FMS)に有効な鍼治療のツボ
線維筋痛症(FMS)に有効な鍼治療のツボ は、以下の3つのアプローチに分けられます。
1. 痛みを和らげるツボ(全身の慢性痛・筋膜の緊張を緩和)
2. 自律神経を整えるツボ(交感神経の過剰な興奮を抑える)
3. 血流改善・気の流れを整えるツボ(冷えや血行不良を解消)
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① 痛みを和らげるツボ(鎮痛効果)
線維筋痛症の特徴は、全身の筋肉痛やこわばり なので、筋肉の緊張を緩め、痛みを軽減するツボ を選ぶ。
✅ 大椎(だいつい) →【C7棘突起の下】
▶ 全身の痛み・免疫調整に作用しやすい。
▶ 頭部・首・肩・上半身のこわばりを緩める。
✅ 肩井(けんせい) →【僧帽筋の中央部】
▶ 肩こり・首こり・慢性痛に効果的。
▶ 筋肉の血流を良くし、痛みを和らげる。
✅ 合谷(ごうこく) →【手の甲、親指と人差し指の間】
▶ 痛み全般に効く万能ツボ。
▶ 痛覚の過敏を抑える働きがある。
✅ 足三里(あしさんり) →【膝下の脛骨外側】
▶ 疲労回復・慢性疲労・倦怠感に効果的。
▶ 線維筋痛症の全身倦怠感を和らげる。
✅ 陽陵泉(ようりょうせん) →【膝の外側、腓骨頭の下】
▶ 筋肉の硬直を和らげ、痛みを軽減する。
▶ 腰・足・関節の痛みがある人に有効。
✅ 太衝(たいしょう) →【足の甲、第一・第二中足骨の間】
▶ 気の流れを整え、痛みを緩和。
▶ 筋膜の緊張やストレス由来の痛みに効果的。
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② 自律神経を整えるツボ(ストレス・交感神経の興奮を抑える)
線維筋痛症は自律神経の乱れが関与 しているため、交感神経の興奮を抑え、副交感神経を活性化するツボ を使う。
✅ 百会(ひゃくえ) →【頭頂部の中央】
▶ 全身の気を巡らせる効果がある。
▶ ストレス・不眠・自律神経の調整に最適。
✅ 内関(ないかん) →【手首の内側、横じわから指3本分下】
▶ 交感神経を抑え、副交感神経を活性化。
▶ 不安・動悸・パニック症状に効果的。
✅ 神門(しんもん) →【手首の小指側、尺骨のくぼみ】
▶ リラックス作用が強く、精神的なストレスを軽減。
▶ 交感神経が過剰に働いている人に有効。
✅ 三陰交(さんいんこう) →【内くるぶしの上、指4本分の高さ】
▶ 女性ホルモンや自律神経のバランスを整える。
▶ 冷え・むくみ・倦怠感にも効果的。
✅ 関元(かんげん) →【おへそから指4本分下】
▶ エネルギー(気)の源を整え、慢性疲労を回復。
▶ 冷え性や虚弱体質にも有効。
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③ 血流改善・気の流れを整えるツボ(冷え・血行不良を解消)
線維筋痛症の患者は、血行不良や冷え、エネルギーの低下 を感じやすい。
✅ 湧泉(ゆうせん) →【足裏、土踏まずの中央】
▶ 全身のエネルギーを活性化。
▶ 血行促進・冷えの改善に効果的。
✅ 期門(きもん) →【肋骨の下、乳頭線上】
▶ 気の巡りを改善し、全身のだるさを解消。
▶ ストレスや肝の疲れに効果的。
✅ 命門(めいもん) →【腰椎2番の棘突起の下】
▶ エネルギー不足・腰の冷えに最適。
▶ 身体全体の血流改善を促す。
✅ 照海(しょうかい) →【内くるぶしの下】
▶ ホルモンバランス・腎の機能を整え、体の深部の冷えを改善。
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治療戦略(組み合わせ方)
1. 痛みが強い場合 →「合谷+足三里+陽陵泉+大椎」
2. 倦怠感・疲労が強い場合 →「関元+湧泉+足三里+命門」
3. 不眠・ストレスが強い場合 →「百会+神門+内関+三陰交」
4. 冷え・血行不良がある場合 →「湧泉+命門+照海+関元」
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まとめ
✅ 線維筋痛症の治療には「鎮痛+自律神経調整+血流改善」の3つのアプローチが重要。
✅ 痛みの緩和なら「大椎・合谷・足三里・陽陵泉」などが有効。
✅ 自律神経の安定には「百会・内関・神門・三陰交」などが効果的。
✅ 血行改善・冷えの解消には「湧泉・命門・関元・照海」などを組み合わせる。
✅ 症状に合わせてツボを組み合わせることで、より効果的な治療が可能。
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